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マネーボール その1

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(写真:ブラッド・ピット on iTunes movie 。手前は竹尾の紙見本が散乱。仕事中に鑑賞か)


映画マネーボールを遅ればせながら見ました。
ブラッド・ピット演じる、ビリー・ビーンは、オークランド・アスレチックスのGM。

かなり有名な話なのでストーリーは割愛しますが、
何かスゴくリアルで、ぷっと吹き出しそうになる。

あの野球スカウトらの風貌とか、下っ端の球団社員の雰囲気とか
まるでNBAと同じだ。(いやNBAのスカウトはもっと若くて痩せているかもね。)
あれは旧態然としたスカウトの仕方を表現したいがためにわざと超オールドスクール爺を集めたのかもしれないが、真実もきっとそうだろう…。

うん、あまりにもリアル。
もちろん現実に存在する人物はビリー・ビーンだけではなく、ジェイソン・ジアンビ、ジョニー・デーモンや、デビッド・ジャスティスというスター選手の名があり彼らがどうアスレチックスに関わっていたかがこの話の悲しい部分。
MLBファンにとっておいしすぎる映画には変わりないが。



(どうでもいいがw)私が好きなシーンは、2つ。
インディアンズのオフィスで下っ端社員ピーターが机に向かっているところにビリーがどかどかと踏み込んできて質問攻めにする場面。
ピーターブラッドは、狐につままれたような顔で頬をぽりぽり掻くんだけど、もうね。この演技が。
あまりにも自然な演技でね。オタク故の純粋さも漂わせ…。
この映画の重要なパートを担っているピーターという人物は、実際はポール・デポテスタという、風貌はぜんぜん違う男だそうですが、これはブラピのイケメンさ加減を強調するためか、それともコンピュータ世代のいかにも感演出のためか。
このキャラおいしすぎる。

もうひとつは、レッドソックスのオーナー、ジョン・ヘンリーがフェンウェイパークにビリーを呼び、仕事のオファーをする場面。
さっき、ぐぐってヘンリーの顔写真見てきたけど、佇まいがそっくり。
この演技も絶妙すぎる。小雨が降りそうな空気感、東海岸特有の湿度、気温。カリフォルニアから見ればボストンは異国だ。女性のスカーフの話も、何かを象徴しているような。

エンディングの曲に関しては、ちょっと惜しい。
いいとは思うが、最後に持ってくる事で延々と映画見終わった後も頭の中をぐるぐる回ってしまうため、映画全体のイメージとなりやすい。その曲が。少女っぽい心が渦巻いてしまう(意図でもあると思うけど)。できれば別の曲をフェイドインしてかぶせた方がよかったかもね…。



しかし
こんな映画を、NBAを題材に作ってほしいくらいだが、どうしたらああいうしっとりしたのが作れるのだろうか。今までのNBA映画というと、アニメかコメディだった。Forget Parisは好きだったけど、マネーボールのようなMLBの奥深さを語るような、あんな映画があってもいいのにと思う。

物語になり得るフロントと言えば…うーん、…キューバン?(笑)
金持ちなのになかなか優勝できなかったが最後は…てこの映画とは逆。


。。。

これから、だいぶ遅れて原作読みますよ。


ちなみに、マネーボールのセイバーメトリクスは(統計学的裏付けに基づいたメンバー起用法とでもいうのか)日本では千葉ロッテマリーンズくらいだとか?ほんと?


この話つづく(予定)*
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# by chiesuzukihome | 2012-04-22 21:18 | Comments(0)

ある日突然、出会う。






スヌーピーパーティロックアンセム

ある日どこかで見つけた動画です。
暫くしたらまた見て、また暫くしたらまた見て、また暫くしたらまた見て…。
何回見ても飽きないなー。

ディレクターDidier Ah Koon。
カメラアングル絶妙。俳優陣も豪華。


...
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# by chiesuzukihome | 2012-04-01 15:31 | 旅人 | Comments(2)

今日の収穫

今日の収穫


深夜にホイットニーヒューストンのお葬式があった。
ニューアークNJのバプティスト教会で
シンガーの友人たちが壇上で、語るように歌い、歌うように語る。
黒人たちの深い文化をかいま見たようだ。




アリシア・キーズのSend me an Angel






。。。。。。。

ジェレミー・リン フィーバーの中
最初のアジア系NBA選手ワットミサカにインタビューしたNew York Times


このミサカを撮影したJoshua Bright というフォトグラファーいいな。
http://joshuabright.com/index.php


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# by chiesuzukihome | 2012-02-19 18:41 | 旅人 | Comments(0)

筆洗から宇宙の始まり

 ジョブズ伝記のおはなし、だいぶ前に読み終わったけれど、時間がかかった。
というのも、登場人物の顔チェック(妻ローリーン、妹モナ、実父など)やwikiチェック、アップルコマーシャル映像をYoutubeで検索したりでその都度立ち止まっていた。

1984やThink Differentもすごいんだけど、やっぱりボブ・ディランのコマーシャル出演には驚く。
アメリカでは俳優やミュージシャンって、製品を売るためにイメージを貸しますってことはほとんどしなかったし、どちらかというとタブーなような。
ましてや、芸術家であるディランが。
しかも、U2のボノなんか自分から働きかけたそうだし。

それだけ、アップルという会社とジョブズは、アーティストに近い立場にいるんだと、アーティスト自らがそう思っていたのだろうな。



ボブディランのアップルコマーシャル
http://www.youtube.com/watch?v=urfAKVjqn4I&feature=related
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コールドプレイによるアップルコマーシャルもカッコいい。
http://www.youtube.com/watch?v=dDFkRMNeZo4&feature=related
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影の出演みたいな、人物を暗めに撮影しているところが、またさらにアップルのうまさだ。
ミュージシャンのイメージ(アイコン)が残るだけではなく、最後のロゴでちゃんとフィニッシュしているよ。


コールドプレイ起用のコマーシャル曲はViva la Vidaで、PVに似ている感じに仕上がっている。
一時期、PVは大きな盛り上がりを見せて、映画のように緻密な映像で誰もが有名プロデューサーに頼んですごいものを作ってもらっていた。
コールドプレイのは、完成度と芸術度が半端なく素晴らしいが、予算があまりかかっていないみたいで、昨今のブームはそこに収まったのかな。

コールドプレイというと、レコーディングプロデューサーの一人に、ブライアン・イーノがいる。
イーノは、70、80年代から環境音楽を提唱して、コンピューターと音楽の関連性も研究しており、私の中では先端の音楽家というイメージなんだけど、実はあのウィンドウズの起動音を作曲?していた。Windows 95、98の、しゅわしゅわーん?みたいなの?(ほとんど聴いた事がない)

音楽って耳障りな雑音に聞こえる事もあるけど、どんな人の耳にも心地よいか、最低限嫌な気持ちにならないとか無視できるレベルにするとか、そういう音楽を実験的に考えてきたようで、そうなるとなるほどと思って聴けるんだけど、最近のイーノの写真には、MacBookを使っている様子が写っていた(笑)。

マックの起動音というと、Cメジャー。
クラッシュしたりすると、何十回も聴かされるが、なぜか心地よい。
作曲者ジム・リークスと言う人は「クラッシュを思い起こさせる音ではなく、"筆洗"のように聞こえてほしかった」のだそうだ。
このCメジャー、体の中にふーっと入ってくる音だし、陽の音だ。
ヨガでオ〜ム〜とマントラを唱えるときがあるんだけど、その音となんとなく似ているなー。

マントラは宇宙の始まりで原始の音なんだって。
振動で自分の深部に直面する聖なる音。


なんかうますぎる話じゃ。
イーノもそこまではこじつけなかったというか、コンピューターがそんな、宇宙?にまで届くような製品かとは思わなかった。…。
1991年のQuadra700から現在も使われているこのマックの起動音、ジョブズも気に入っていたという事になる。
もしマントラ云々まで考えていたとしたら、彼らはコンピューター(マック)をすごいレベルにまで引き上げようとしていたんだなと、むりやり想像。(笑)
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# by chiesuzukihome | 2011-12-23 01:36 | 旅人 | Comments(0)

ジョブズのスピリットを失わないiPhoneケースは

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(写真:iPhoneケースとアップルキーボードと銀のアップル)



みんなはどんな携帯ケースを持っているのかな。

先日、iPhone用のケース(カバー)を探していたんだけど、
グーグルで日本のサイトをくまなく探したつもりだが、気に入ったものが見つからず。
大半はガジェットオタク君用か革製品愛好家用(ジッポのライターが好きなタイプ)、黒革男の小物系、またはシリコン製のカラフルなものポップなものか、スワロフスキーキラキラ系。日本製のいいなと思うものはみなSold Out。
コーチやヴィトンも見たけど、いまいちだった(お値段はおいといて)。
探し方が悪かったのか、お気に入りのiPhone4S Whiteに着せる衣装が見つからない。

仕方ないので、グーグルイタリアで探してみた。
気に入ったものが二つあった。


あなたずいぶん辛い採点ざますわね。
いったいどんなものを探しているんじゃ。
というと、、、
最初は、ケースをつけたまま電話ができるものを探していた。
電話がかかってくるとたいていケースを剥がすのが大変だったからだ。しかし、そういった機能をパーフェクトに再現するものに限って、デザインがいまいちだった。というのも、柔らかい革を使いながらもボディの形に忠実なぴったりに整形した革を筐体に貼付けるようなことになってしまうからだ。
これでいいじゃんと思うかもしれないし、以前はそういうものだった。

しかし、、、

iPhoneのデザインは美しく、まるでポルシェかなにかのようだ。
そのボディにわざわざ、ぴたっとした直線的な革やシリコンを貼付けるのはもったいないのだ。
精魂込めて作られた金属の美しく磨かれた筐体が、革やシリコンで覆われてしまう。
それは、車の高級革のシートにビニールかけたまま、このシートの革は高級なんですよ。といっているようで、その革を体験できないという滑稽さがある。

そうは言うものの、iPhoneはほとんどコンピューターに電話機能がついたようなもので、落とせば壊れる度100%。そのときのためにほとんどの人は、ラバーやシリコンなどで保護しているだろうし、細心の注意を払っているだろう。


その、落とせば壊れるリスクをケースで避けるのは当然のことなのだが、、、、、。
ジョブズのDNAが刷り込まれた「かたち」の感触を毎回味あわないなんて、もったいないなー。
と、シリコンラバーはあえてつけていない愚かものなのだった(落としたら泣きますが)。


そのかわり、カバンの中で暴れたときのために、、、
革そのものの味を損なわず縫製されたシンプルな「最低限のケース」を購入(↑の写真 SANA)。
(当初のケースつけたま通話という案は却下)
グーグルイタリアで探したのでイタリア製かいなと思いきや、カリフォルニアからシッピングされている。FedExがアーバインからオークランドへ飛び、オーダーした翌々日の朝には成田へ。その1時間半後にはもう家の玄関へやってきた。
は、はえぇ…。
SENA社もFedExも仕事が速いなあ。



まあ何が言いたかったかというと、
ジョブズのスピリットを失わずに楽しむケースが欲しかったー。ということでした。
今、カリフォルニアから飛んできた白い革のケースの中にはiPhoneが座っています。



(ちなみに一緒に写っているアップルは、ティファニー製シルバーのペンダントでごす。ちえこさんありがとうございました。とってもステキです。これでくるくるっと巻き付けたらかわいいな。)




気に入ったケースの、もうひとつはこちら。多分イタリア製ふわふわの革。 LUCRIN
こっちもよかったな。
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。。。


NHKのクローズアップ現代のサイトに、ジョブズに近かった日本人のインタビューが掲載されています。これ書籍にしたら?というくらいの内容です。
「スティーブ・ジョブズさんのスピリットは生き続ける」福田尚久さん




iMac コマーシャル Different Colors
ストーンズのShe's a Rainbowをバックにカラフルなコンピューターが踊っている。
懐かしい映像です。
このカラフルなiMacってジョブズが一番作りたかったコンピューター!なのかなあ。と、いま伝記を読んでいる最中なので、後日、小学生のようなかんそうぶんをかくとおもいます。おわり。
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# by chiesuzukihome | 2011-11-04 15:06 | 旅人 | Comments(0)

スティーブ・ジョブズ 追悼 iPodとNBAの現場

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(写真:ジョブズありがとう写真)


写真はほんの一部のアップル製品ですが、これ以外にも初期iPodやVideoiPod、はたまたジョブズ不在時代?のPowerMac 8500やPowerbook 2400などなど、ほんとうにお世話になりました。

 iPodはインタビュー機器としても活躍しました。マイクをつけて。
たぶんNBAジャーナリスト界では草分けだったと思います。選手や他のジャーナリストたちが
「何それ!iPodで録音できるの?」と興味津々。時代の最先端でしょうか?えへへ(笑)

 そしてロッカールームでは選手たちがiPodでヒップホップを大音量で聴くようになり、アップル花盛りでした。(というのも誰かがiPod用のBoseスピーカーを持参し、チーム一の音楽好きがiPodを挿して選曲)それはまるでルイヴィトンのバッグや、グッチの革靴を身につけるのが、男の美学でお金持ちのたしなみだぜよ。というのと同じ感覚もあったようです。
今はiPadがどれくらい持ち込まれているのかな?戦略をiPadに納めるチームもあるようで、次回もし渡米したときには調査したいなぁ。(iPod時代はMiami Heatが行っていた)


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(写真:ロッカールームではBOSEスピーカーとVideo iPodブラックがトレンドでした)

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(写真:わりと初期のiPodと装着していたマイク。2006年世界選手権でiPodごとさいたまアリーナ床に落下し使用不可に。銀座Genious Barに持ち込んでみたがデータ復元はできなかった)

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(写真:ビデオiPod、マイクつけてこのように使用。しかし2008年のニューオリンズのNBAオールスターでまるまる紛失。捜索したが結局見つからず)

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(写真:iPod Nano Second Generationに装着するちょっと無骨なマイク。一番上の写真に写るこのiPod NanoはHIV基金寄付のためのデザインで赤い。Amazonの中古市場で手に入れた新品でした)

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(写真:あっ!これは2008年、Phoenix Sunsスティーブ・ナッシュの主催するサッカー大会のとき。赤いiPodにマイクつけたやつ写っちゃってるこれ、私の手じゃん)


。。。

というわけで、
アップル製品にはいろいろと思い出ありです。

盆代ブルー?

 私がニューヨークに渡った1998年には、あのトランスルーセント(透明)のボディにボンダイブルー(緑青)のiMacがとても新鮮で、こんなパソコンがあっていいのだろうか!という驚きに満ちていました。その頃から2001年までは、マンハッタンはドットコム企業が雨後の筍のように乱立し、なんだなんだ時代はいったいどこへ行くんだろ!!と、新しくて楽しそうで勢いあるベンチャー会社がたくさんありました。私もいくつかの会社からちょっぴり仕事なんかもらったりして恩恵を受けていました。これもカラフルMacが象徴する、何でもアリで革新的な楽しいコンピューターワールドの幕開けのようでした。

よければSOHO地区に、それなりでもチェルシー地区にオフィスを設けて、インターネットの世界とビジネスを結びつける人たちが大勢いました。
日本でも、ヘアサロンなんかに行くとiMacで顧客名簿をチェックしていましたよね。

あのころからトランスルーセント(透明・スケルトン)が時代の最先端でしたが、それがいちコンピューター会社によってこんなに有名に、、、、、。

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(写真:カラフルなiMac一同。真ん中がボンダイブルー。シドニーのボンダイビーチの色からの造語)



 色鮮やかな未来が待っているんだと思わせるようなアップル製品。
そのデザインの妥協のなさは、ジョブズがいつもこだわっていたところでしょう。言っている意味が分からない〜?、たとえばiPhoneの角の丸さや各製品のカーブの度合いや使用する素材の風合いは、考え尽くされている美しさなのです。機能面は?…その両方の塩梅を、徹底的に探って行くのです。おそらく熱を逃がすにはこの素材は不向きかもしれませんが、敢えてトランスルーセントにする意味は「もしキャンディーのようなパソコンがこの時代にあったなら?」と考えると世に出さずにはいられないよなー。


10年前のジョブズ

 ジョブズは2001年のインタビューで、10年後は自分はどうしているかという質問に「先の見通しはわからない。考えないようにしている。世の中は、つねに変化しているからだ。別の道へ状況を合わせて変更しなければならなくなるだろ?」と答えた。
そのときどきや、その時代に感じる直感をとても大事にしているようだ。

 その10年後、とくべつに、人々に愛されたままこの世を去ってしまうのだが、こんなに愛されている理由は何だろうね。社内ではとっても怖い人のようだけど。
コンピューターに感情が必要と思っていたからかな。
コンピューターの調子が悪いとき「Sad Mac」という困った顔のアイコンがでてきたり、まるで感情があるかのような作りになっていた。これはほんとうにマックの醍醐味と言うか、故障しても「しょうがないかあ」「また機嫌が悪いのかい?」と思わせるうまい手口と言おうか、愛おしくなってしまう理由の一つだったかもしれない。


。。。

肝臓移植は延命のため?

 2004年に膵臓がんの手術を受けたジョブズだが、このころは2001年発売のiPodで、音楽をダウンロードして聴くという手法が世界的に空前のブームとなっていたころだ。
2005年にはスタンフォード大学の卒業祝辞で素晴らしすぎるスピーチを行う。「毎日を人生最期の日だと思って生きてみる」という考えや自分の生い立ちを話し、世界中のyoutubeなどで今でも再生されている。
ジョブズ自身はポートランドのあまり有名でないリード大学を半年で中退するのだが、そのころ習得したカリグラフィーの授業でおそらくジョブズのセンスが磨かれたのかと思う。
これは書体のことだが、書体の一つ一つを洞察してみると、デッサンの基礎にもたどり着く。
デッサンというか、もののバランスがいいとかそうでないとか、って口で説明するのは難しい。

 2007年にiPhoneを発表しこれが世界的な規模で、携帯電話業界を激震させ、2008年にはMacbook Airが登場。おなじみのオフィスで使う茶封筒の中からなんとコンピューターがでてきた。まるで手品のようだった。私は日々の重〜い荷物に耐えられず、すかさず購入を決意した。(一眼レフカメラ業界にもジョブズは必要だ)

 しかし2009年にメンフィスで肝臓移植手術を受けたジョブズ(北カリフォルニアでは順番待ちが3倍だったので)。ジョブズが2004 年に手術した膵臓がんは、珍しい島細胞のがんで進行性が低く完治も期待されていただけに、再度の手術は体力消耗させ、移植は治療にプラスにならずこの手術が寿命を短くしたのか、それとも移植によってよく持ちこたえたほうなのか。

 この間もやせこけた体でプレゼンに登場してきたジョブズだが、あまりにも体を酷使しすぎてはいなかっただろうか…。ジョブズ家は菜食主義で、しかも一番規律がきついビーガン(肉、魚、乳製品、卵さえ食べない)だといわれているが、タンパク質は足りていたのかとおかあさんのような心配をしてしまったが、自宅やオフィス近くの日本人寿司職人のいるJin Shoはお気に入りだったそうだ。
 また、ジョブズは禅の思想に傾倒しており、乙川弘文という僧侶と親しくしていた。
若い頃からインド旅行やクリシュナ寺院通い(食べ物にありつくため)など、東洋思想に明るいジョブズだったがカリフォルニア辺りのインテリの一部はこうした傾向は持っていただろうが、あのデザインを思えば、Zen Styleは製品にも明らかに影響を与えていた。というかジョブズの志向そのものだったように思う。

 難しい技術と美しいアート、相容れないふたつを融合させた「天才」であったスティーブ・ジョブズに追悼の意味を込めて…「ひたすら坐禅」します。(ヨガクラスでジョブズを想うことにしようっと)


Stay Hungry, Stay Foolish…
(スタンフォード大学スピーチ、卒業生への餞の最後の言葉。ジョブズの世代ではバイブルのようだったWhole Earth Catalogueより引用された)
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# by chiesuzukihome | 2011-10-09 22:20 | ニューヨークシティ | Comments(2)

September Eleven

2001年9月11日、ニューヨークのマンハッタンにいた。


ビル崩壊は自宅テレビで見たのだが、いてもたってもいられず、カメラを持参しアップタウンからダウンタウンへ向かった。
世の中で起こっている歴史を、とにかく記憶したかったのだ。

家を出ると、ダウンタウン行きのバスが動いている。
無料で旋回しているらしかった。

窓の外を眺めていると、献血の行列や、就業前徒歩で自宅へ帰る人々、営業しているレストランやカフェで無事を確認し、人と人のつながりを求める人々。アメリカ人はみな意気消沈、こんな元気のないアメリカ人を見たのは初めてだった。

バスはグラマシーパークあたりで止まり、この先は車が入れません。と告げられ下車しひたすら徒歩で下っていく。するとSOHOのハウストンストリートも立ち入り禁止。直角に交わるブロードウェー通りは、南に大きなワールドトレードセンターが真正面にそびえ立つはずなのだが、そのあたりは白っぽい、灰色のすすけた、黒々とした、スモークで霞んでいた。

南下できない、西へも進めない。
仕方なく、東へ。
ここからは、チャイナタウン在住者のみが通れる。

青い木製の立ち入りを阻むつい立ての前には、NYPDが身分証明書提示を求めている。
「チャイナタウンに住んでいます」「どこの通りだ」「モットーストリートです」というわけで、中国人になりすまして、立ち入ることができた。


チャイナタウンの中国人。公園でチェスをする人々、玄関先にたたずむ老人。ブロック塀の上で爆睡する野良猫。あまりにものどかな光景は、まるで何事もなかったかのようで「平和」が満ちており、
この一角だけ別世界だった。ここが同じ9月11日のニューヨークなのかと。

しかしチャイナタウンの中心を南北に走るキャナルストリートへ出ると、左手にブルックリンを結ぶマンハッタンブリッジからトラックが何台も何台も連ね目の前を暴走する。
中国を象徴する銅像からたくさんの鳩が一斉に飛び立ち、黒い煙の異常さに敏感になっていた。

青い木製のつい立てを何本も横に見て、こんどは東へ進んだ。数えきれないくらいのNYPDが警備している。やっとトライベッカのあたりに到着。もう黒い煙の目の前だ。ここには普段着のアメリカ人が高級マンションから表に出てきて、嘆き悲しみに暮れている。


少し南下すると、車の上には白い灰が積もっていた。
3〜4センチくらいのパウダーアッシュ。手で触ってみると、さらさらの灰、よく目を凝らすと化学繊維のような堅いちりちりのほこりを含んでいる。燃え尽きなかった防火絨毯だろうか。
地面にはなぜかたくさんのコピー用紙のようなものが散らばっている。
爆発の衝撃で書類がいっぺんに飛び散ったのか。その紙には食パンのようにふちがが茶色く燃えた痕があり、紙も「あっちーあっちー」、と言いながら舞い降りてきたんだという気がするのだった。

ワールドトレードセンタービルが粉々になり、数千人の人々が一瞬のうちに白い灰になった。
その真下にいた訳ではないが、おそらくグラウンドゼロから2〜300メートルのあたりまで近づいたかと思う。

隣のビルが崩壊しているのを目撃したが、2本のワールドトレードセンター自体は、既に粉々になっていた。
もう夕刻が近づいてきたので、しばらくして動き出した地下鉄に乗り込みウエストサイドを北上した。


写真は、探して見つかったら掲載しますが
ほとんどありません。



。。。





ワールドトレードセンターに足を踏み入れたことは何回あっただろうか。
一度、107階のウィンドウズオンザワールドという、世界の窓ですよというレストランに行ったことがある。
といっても仕事で、同じフロアのすぐ後ろにある事務所を訪ねた。
ガラス張りのゴージャスなレストランとは裏腹に、必ず迷ってしまうであろう迷路のような通路を抜けると事務所があった。そこのPR嬢は山積みになった書類から世界の窓食堂の美しい写真を選び出し、「どうです素晴らしいでしょう」と言いながらポジフィルムを渡した。

狭くて窮屈な通路だらけの、地上数百メートルに立っていると、ガラス張りの青空の向こうから飛行機が迫ってくるなんて、夢にも思わなかっただろう。



911を境にそれまでの、世界一自信過剰で傲慢だけど太っ腹でいいヤツだったアメリカ魂は、すっかり撃沈されてしまった。しぼんでしまったあのアメリカ人のがっかりさ加減は忘れられない。



黙祷。







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# by chiesuzukihome | 2011-09-11 19:01 | ニューヨークシティ | Comments(0)

NBAグッズ

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(加筆)
この写真は、うちにあったNBAグッズで、先日島本和彦さんのおうちに送ったところです。(ぬいぐるみは埃だらけだったので後日)

写真ではよくわからないかもしれませんが、ピンバッチは過去10年〜くらいのオールスターロゴのもの。自分で持っていても、ただ持っているだけ。になりそうだし、眺めて「しめしめ」なんてやるタイプでもないし。それとトレーディングカード。これらもちょい昔のもので未開封。なぜかポケモンカードも。それと往年のレジェンドさん、デビッドロビンソンのジャージ(小)これも持っているだけで、飾ってもいないし着てもいなかった。ファンなりたてのころにサンアントニオで買ったものだったかな?まあ、買わずにはいられないファン心理。わかりますよね。
それと、スパーズのキャラクターであるコヨーテのぬいぐるみ。これがめちゃかわ!なのできちんとグルーミングして…あげないとね。

と、なぜNBA博士島本さんのところへ送ったかというと、
島本さんは日本のバスケの殿堂を計画中なのです。島本さんはとにかくおうちに山盛りのバスケグッズが(きっとトラック1台分はある?)眠っているらしく、それらを一カ所に集めてバスケの聖地?みたいなものをお考えなのだ。
そのバスケの殿堂は「秋田県の能代」なんだって。おそらく日本でバスケが有名な土地ということなのだろうね。アメリカではマサチューセッツ州のスプリングフィールドっていう、バスケットボール発祥の地に位置する。寒い土地でも室内でできる球技が発明されたところ。


でも、私が寄付するグッズはたったこれだけ…?
NBAのそばで活動していた人間としては、もっとたくさんのグッズを持っているはず。NBAは、まー気前がいいというか、いっぱいお土産くれちゃって、オールスターとファイナルで、それぞれ、スポーツバッグにTシャツやジャージ、スポーツキャップ、ロゴ付きリストバンド、スポーツドリンク用ポットなどなどその都度いっぱいくれました。(最近は経費削減かほとんどないですが)

それらを、どうしていたかというと…長年タンスの肥やしにしていました。
XLのジャージなんか着ないし、スポーツバッグも使わないし…ときどき日本へのお土産にしたりもあったけど。で、これらはニューヨーク撤退の引っ越し時に、ニックスラジオのおじさんに頼んで、NYNJの高校バスケのコーチに差し上げました。子供たちに配ってくれる事を願って。

というわけで、家にあったロビンソンジャージとぬいぐるみ、持ち帰ってきたピンバッジ…。ということに。

実は、寄付しなかったピンバッジがひとつあります。
それは、ある選手の引退セレモニーのときに配られた、NewYork33のジャージの形をしたバッジです。なぜかこれは大事にしています。特別大ファンてわけでもないけど、なんとなく…。
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# by chiesuzukihome | 2011-08-20 13:35 | NBA | Comments(0)

アメリカと日本

日本はアメリカなしでは生きていけないのか。


トモダチ、には本当にお世話になった。米軍のトモダチ作戦で、震災被害者に物資を届けたりがれき撤去、ありがとう。米軍で働く人たちありがとう。

でも、オバマは、言っている事とやっている事が違うな。


。。。

原発は、まだまだ収束できません。工程表の9ヶ月では不可能でしょう。

やっと汚染水の浄化を試みたのだけど、故障。
アレバ社やクリオン社など日米仏一体になって緊急開発した水処理装置も、汚泥やがれきが詰まってうまい事動かないし、重要なパイプの「閉」と「開」の表示が間違っていたとか…。これアメリカ製の部分。我々ニポンジン「OPEN」と「CLOSE」くらいわかるから、そこは英語でいいよ。


京大小出先生はずっと前から、汚染水をタンカーに乗せて、柏崎刈羽原発(新潟)まで運びそこで汚水処理をすればいいのではと提案している。
タンカーで運ぶには、汚染物を乗せて海を通るため、国際的な法律を一度解除しなければならない。このような緊急時に政治はいったい何をしているの。??



。。。



最近聞こえてくるのは、おじいちゃんの叫びだ。


以前も紹介した、70代の山田さんがシニア決死隊(正式名称はちょっとちがう)を引き連れ、原発に向かう(元原発技術者集団が出来る事はないかと立ち上がった)。当初は東電や安全院が鼻であしらっていたが、細野内閣官房補佐官と話し合い、まずは5人ほどが視察に行くという。
生の原発を見て、これは俺たちにも出来ると思うのか、こりゃおじいちゃんには無理じゃ。となるかはわからないが、そうなった場合撤退するという。この冷静な判断は、我々が周りに流され、反原発じゃ、いいや推進じゃとやって感情的になっている姿とは、ぜんぜん違うなあ。



もうひとり、おじいちゃんを紹介する。


肥田舜太郎先生。
このおじいちゃんは、広島原爆降下のとき、軍医少尉だった。自らも被曝。94歳。
先日、空の下で講演があった。


おじいちゃん曰く


原爆投下後、「アメリカ製の新しい爆弾の秘密」が他国に漏れるのを恐れ、米の軍事機密であるからそれを知っている被爆者は、他言してはいけない。そのことを書いても写真や絵でもいけない。違反すれば厳罰に処す。という時代だったという。

当時、急性被曝で亡くなった者以外の、生き延びた被爆者らは、ある日突然大変なだるさに苛まれ、会社や工場で働き続ける事も出来なくなった。しかし日本の大学の教授らや医師は助ける事が出来ず、アメリカ軍隊に占領されて、政府も役に立たなくなったという。米軍統治下7年間苦しみを味わったのだという。
この原爆病を研究する事も禁じられた。困っている被爆者を生活させるために法律を作る事も禁じられた。

そして、日米安保後、アメリカが日本を守ってくれることになったが、アメリカに不利な運動をいっさいしてはいけないことにも。
さらに「無理矢理電気を起こす機械である原子力発電所」をアメリカから買う事になるのだが、これはプルトニウムとウランを燃料にしているゆえ原子爆弾と同じだと肥田先生は言う。

火力や水力、あらゆるエネルギーは消す事が出来るものだが、「放射線の熱」は人間には消す事が出来ない。難しいエネルギーを無理矢理特別な科学の方法でひっぱりだした。放射線の熱が燃え続けるのを人間には消す事ができないという。

「テレビに出てくる学者は、人間への影響を知らない学者だ。
被曝をすると、まずはおそらく秋から来年の春にかけて下痢が始まる。しかしそれを証明する学問がない。殺した側は完全犯罪。」

「もし敦賀原発のひとつが事故を起こせば、広島は再び被曝する。
核兵器は二度と作ってもいけない。放射線は人間がコントロールできないエネルギー。人類が長生きするためには、掘り起こしてはならない。
こんかいの福島の住民は、20キロ、30キロ圏は立ち退いてください。
アメリカは80キロと発表し、フランスもドイツも、12日の朝には大阪に逃げろと言われていた。日本の政府は何も知らない。金儲けだけ。
原発を追い出す事は出来る。核兵器を世界からなくすべき。
ところが、日本が原爆を持てという議員が60%を超えている。もういちどよその国と喧嘩するつもり。我々は、自分たちの生涯、子供、孫に放射線のコワさを伝えるべきだ。」



この、数百、数千年もの間、放射能を出し続ける核のゴミを生む原発を、行わねばならない理由は、
経済界や経産省、電気業界のいう、電力不足だけではない。というか、電力は、自家発電などすべてを集結させれば電気は足りるというのに、原発を続けたいがために電力不足を訴えているのだ。既得権益に騙されている政治家もいる。


なぜ原発を持ちたいのか。理由はおそらく、……核を持ち続けたいため。

これにはアメリカが深く関わっていると思われる。

ちょっと疲れたので、
つづく…。
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# by chiesuzukihome | 2011-06-23 20:18 | 原発震災 | Comments(0)

ダラス・マーベリックス、優勝おめでとう。

マブスにとって念願の初優勝。
ダーク・ノビツキーを中心に、リック・カーライルの作戦で展開されました。
ジェイソン・キッド、タイソン・チャンドラーやジェイソン・テリー、ホセ・バレアらのエネルギーがチームを支えていました。

ノビツキーは、38度の熱を押して、バスケットに向かっていましたね。
ちょっともう、日にちが経ってしまったので、感動を伝えられないんだけど、
とにかく、とにかく、おめでとう。

5年前のマブス対ヒートを思い出したけど、マブスはバージョンアップ、ヒートは新しくなっていましたね。レブロンに対する批判、米では巷にすごーくおおいんだけど、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないか。見た目よりも気の小さい男ではあるけど、いいヤツだと思うよ。

ノビツキーも、優勝はムリなどとさんざん言われていたけど、風邪でふらふらになったあたりから、有無を言わせぬ強さのようなものが見えた気がしたな。
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# by chiesuzukihome | 2011-06-22 14:21 | NBA | Comments(0)