ブログトップ

CHIE SUZUKI HOME COURT blog

chiesuzuki.exblog.jp

<   2011年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

筆洗から宇宙の始まり

 ジョブズ伝記のおはなし、だいぶ前に読み終わったけれど、時間がかかった。
というのも、登場人物の顔チェック(妻ローリーン、妹モナ、実父など)やwikiチェック、アップルコマーシャル映像をYoutubeで検索したりでその都度立ち止まっていた。

1984やThink Differentもすごいんだけど、やっぱりボブ・ディランのコマーシャル出演には驚く。
アメリカでは俳優やミュージシャンって、製品を売るためにイメージを貸しますってことはほとんどしなかったし、どちらかというとタブーなような。
ましてや、芸術家であるディランが。
しかも、U2のボノなんか自分から働きかけたそうだし。

それだけ、アップルという会社とジョブズは、アーティストに近い立場にいるんだと、アーティスト自らがそう思っていたのだろうな。



ボブディランのアップルコマーシャル
http://www.youtube.com/watch?v=urfAKVjqn4I&feature=related
d0038897_17281674.jpg


コールドプレイによるアップルコマーシャルもカッコいい。
http://www.youtube.com/watch?v=dDFkRMNeZo4&feature=related
d0038897_17283825.jpg



影の出演みたいな、人物を暗めに撮影しているところが、またさらにアップルのうまさだ。
ミュージシャンのイメージ(アイコン)が残るだけではなく、最後のロゴでちゃんとフィニッシュしているよ。


コールドプレイ起用のコマーシャル曲はViva la Vidaで、PVに似ている感じに仕上がっている。
一時期、PVは大きな盛り上がりを見せて、映画のように緻密な映像で誰もが有名プロデューサーに頼んですごいものを作ってもらっていた。
コールドプレイのは、完成度と芸術度が半端なく素晴らしいが、予算があまりかかっていないみたいで、昨今のブームはそこに収まったのかな。

コールドプレイというと、レコーディングプロデューサーの一人に、ブライアン・イーノがいる。
イーノは、70、80年代から環境音楽を提唱して、コンピューターと音楽の関連性も研究しており、私の中では先端の音楽家というイメージなんだけど、実はあのウィンドウズの起動音を作曲?していた。Windows 95、98の、しゅわしゅわーん?みたいなの?(ほとんど聴いた事がない)

音楽って耳障りな雑音に聞こえる事もあるけど、どんな人の耳にも心地よいか、最低限嫌な気持ちにならないとか無視できるレベルにするとか、そういう音楽を実験的に考えてきたようで、そうなるとなるほどと思って聴けるんだけど、最近のイーノの写真には、MacBookを使っている様子が写っていた(笑)。

マックの起動音というと、Cメジャー。
クラッシュしたりすると、何十回も聴かされるが、なぜか心地よい。
作曲者ジム・リークスと言う人は「クラッシュを思い起こさせる音ではなく、"筆洗"のように聞こえてほしかった」のだそうだ。
このCメジャー、体の中にふーっと入ってくる音だし、陽の音だ。
ヨガでオ〜ム〜とマントラを唱えるときがあるんだけど、その音となんとなく似ているなー。

マントラは宇宙の始まりで原始の音なんだって。
振動で自分の深部に直面する聖なる音。


なんかうますぎる話じゃ。
イーノもそこまではこじつけなかったというか、コンピューターがそんな、宇宙?にまで届くような製品かとは思わなかった。…。
1991年のQuadra700から現在も使われているこのマックの起動音、ジョブズも気に入っていたという事になる。
もしマントラ云々まで考えていたとしたら、彼らはコンピューター(マック)をすごいレベルにまで引き上げようとしていたんだなと、むりやり想像。(笑)
[PR]
by chiesuzukihome | 2011-12-23 01:36 | 旅人 | Comments(0)