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ネタバレごめん

デトロイトで行われた第三戦、周りの予想に反して勝利したマイアミ・ヒート。ウェイドは36点、オニールが24点、そしてこのシリーズヒートの鍵になりそうなエディ・ジョーンズが19点というわけで、ピストンズは、「デートロイト・バスケットボール」ができていなかった。相手に5割以上のフィールドゴールを与え、チームディフェンスの鬼!のはずの彼らは、覇気のない戦いぶり。

シャックのインサイドはすごく有効だった。あのデトロイトのディフェンスリズムをうまーく読みながら、ヘルプディフェンスがこちらを向かってくればパス。のタイミングが絶妙〜。日本の伝統芸能、能のようなうまい間のとりかたが、シャックの得点とアシストを増やしていた。おまけに後半のフリースローもよかった。

ピストンズはフリースローを落とすという初歩的なミスと、なんだか精神的に動揺しているようなところがあった気がする。重要な時間帯にラシードとチャウンシーがテクニカルを取られるという事態。ヒートにラストスパートをかけられてしまった。

これで2勝1敗のヒート、ホームコートアドバンテージもある。
ピストンズは第4戦、5戦勝ったとしても、今日のように第6戦もしヒートが勝ってしまえば、あとは地元マイアミでの7戦、ファールトラブルや怪我など何かが起こればヒートに持って行かれかねない。

シャックの腿の痛みは良くなっているという。そしてアロンゾの健康維持とともにやってくるブロックショット。この二つの健康はシリーズを左右する。

予想の外れ、なんておもしろいのだろう。
ピストンズはプライドを持ち「メジャーな方が勝つ、金を動かせる方が勝つ」の金持ち有利の法則を覆したらいいのである。

もともとはピストンズは無視され、ヒートと当たってからはピストンズ有利と言われ、今は、どうなるのか分からないでしょう。と言われてしまう。
評論家や予想屋なんて、詐欺みたいなものだ。(自分含む?)

誰もが予想しない展開こそ、ドキュメンタリーの醍醐味なのである。
by chiesuzukihome | 2005-05-30 15:51 | NBA

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