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だらだら書いてます

(ネタバレあり。ユタのゲーム5とネッツのゲーム4とサンズのゲーム4)




ユタで行われたゲーム5


ウォリアーズのミラクルをちょっとだけ信じていましたが、
やっぱり総合的に見て、ジャズ。でしたね。


序盤は若いチームにありがちな緊張からか、ジャズはスチールされたりターンオーバーを重ねていた。ウォリアーズはスチールからの速攻が、これぞランガン!という風で、この先を容易に予測できなかった。

が、後半ウォリアーズはシュート確率がひどい。
このシリーズもあれだけコンスタントに入っていたスリーポイントも全く入らなくなった。
このスリーが、なんとかウォリアーズの命を繋げていただけに、これがなければ、リバウンドを取られまくっているその恩恵がもろにジャズに与えられてしまう。

ジャズの影のリーダーとも言える、フィッシャーはスリーポイントやデイビスに対する強靱なディフェンスで、一番貢献していたのでは。
このフィッシャーとデイビスのリーダーの質の違いが、チームに影響していたのではと
感じられるようだった。デイビスは前の試合でフィッシャーに肘を入れた地点で、このシリーズ勝てないかも・・・。って思ったのでは。


しかし、
ほんとウォリアーズには楽しませてもらいました。
がむしゃらに突っ走るあの勢い、テクニカル取られまくり、
ミラクルウォリアーズ、として突き進んでもらいたかったんですけど、あの母の日あたりから魔法が解けたようなバロン・デイビスだったな。


来年はカンファレンスファイナルに進めるくらいの戦力になって戻ってきて欲しいですね。
でも西のチームは強豪揃いなのでたいへんそうですが。

このチーム、生い立ちや、人々が信じてくれない、というジレンマからすごいちからを発揮していたように思います。
スティーブン・ジャクソンは、ドン・ネルソンのことを、「白人のおじさんなのにオレのこと信用してくれた」ということが、凄く嬉しかったそうで、尊敬しているそうです。

こんな話一つ取ってみても、彼らはNBA選手として稼いでいながらも、まだまだ偏見や差別、世間と戦っているんだなとつくづく思いました。


・・・


サンズの出場停止話、相当盛り上がっていて、ここでルールを改正せよ。と言う話にまでなっている。


このベンチから離れた選手、というひとくくりが問題の争点。
例えば怪我人が出たので、ベンチから離れて助けたいと思っても、見ているだけ。こんな状況もありえる。
情の厚い人間ほどベンチから離れてしまいがち。
それもとっさに行動(助けるという行動)のほうが先に出てしまう。
ケミストリーのいいチームほど、ベンチから離れがち。


ケニー・スミスが、スティーブン・ジャクソンについてのコメントだけど、
言っていたのは

いいヤツほど、リアクションをしてしまう。

ジャズ戦でディー・ブラウンに対しわざとファールをしたジャクソン。腕をがんと突き出し、それにブラウンがぶつかって転んだ。ジャクソンは素直に手を挙げて、ふぁーるしました。と訴えた。
しかしこれがフレグラントファールと取られ、
ジャクソンは、審判に喰ってかかろうとした。


ファールを犯したけれど、フレグラントのつもりではない。とか
ファールを犯してないのに、ファール取られた。

場合に、ジャクソンなどは、「オレはやってないのになぜだ」と激しいリアクション。

これはケニー・スミスが、暗にボウエンを批判したのかもしれない。

ボウエンの場合、故意にやっているので激しいリアクションを取ることが少なく、審判ともナイスに対応。


こういったリアクションや、ベンチから助けに行く行為、
これらの「いいヤツにありがちな行為」がときに、特にプレーオフでは仇となるとは、
なんと皮肉なことか。


ボウエンのように、見えないところで悪事をはたらき、バレても証拠が挙がっても全く認めない。そんなことあったかな?見間違いでは?
審判には楯突かない。上手く味方に付ける。
あなたの周りにもこんなひと、いるかもしれません。私の周りにもいるかもしれません。

それは世渡り、ともいうけれど、
これはそのまんま、社会の不公平な部分です。



でも、そんな話に対して、メディアが騒いだりファンがブログ場でバトルしたりして、もしルールなどが動かせたのなら、ほんとにすごいことです。
こういう正義感(正義感は時には違う方向へ行ってしまうこともあるが)のようなものが、がんじがらめのルールを動かしたりできたなら、素晴らしい事だなあと思う。


もちろん、既存のルール(ベンチから離れたら出場停止)は、何度も大乱闘が起こるのを阻止してきた経緯はある。
そのルールにテコ入れし、細かいところも調整するという意味で、乱闘を避けつつ、無意味な出場停止をなくせるルールになればいいなあと。



スパーズ対サンズ。
ゲーム5サンズはスモールラインナップで行くとか。
バルボサとジョーンズを投入。


出場停止が解かれたロバート・オーリーは、ゲーム7に出てくるのですよね。
ここで、またビッグタイムロブ!が発揮されるなんてことが、起こるかも〜。(今度はスリーでしょうけど)




・・・・




それから、ネッツ対キャブス。


最後ビンスで行くのは定番なんですが、
レギュラーシーズンもビンス・カーターがゴートゥガイとして、ボールを預けられショット。
なのですが、

ゲーム4、ボールを持たされたビンスは、
ボールを持ちたくない、誰か、やって。
ボクは最後のショットなんて打ちたくないよ。って言う顔をしていました。

私はこのポゼッション、絶対失敗するな。と思っていました。

彼は試合後に「手にボールを持ちプレーを決める。それはオレのしたいこと。でもそれがキメられなかったのは辛い。オレのせいだ。」

と発言しているが、これはたぶん、スポーツ選手はこう言うべき。
と頭で考えたものだと思う。または、長年スポーツ選手として生きスーパースターとして生きてきて、もうあたりまえの話。なのである。

しかし
コーチ、ローレンスフランクもチームメイトもメディアも、
ビンスの顔をよく見よ。
彼はボールを欲しがっていない。
怖すぎてできません〜。という顔をしていた。

エリック・スノウは、それを見抜いている。
弱気になっているビンスを見て、ぜったいスチールできると確信を持っていたと思う。


といってもこれ、ビンス批判ではありません。
言いたいこと、わかるかなー。
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by chiesuzukihome | 2007-05-17 03:00 | NBA | Comments(4)
Commented by moto at 2007-05-17 11:20 x
chie様、ごぶさたです。
フェニックスvsサンアントニオ、97年プレイオフのNYKvsマイアミを思い起こさせますな。あの時勝ち上がっていればEWにリングが・・・など思いつつ、カート君のギョロ目に期待してサンズを応援してしまう私でした。

>ビンス・カーターがゴートゥガイとして

99FinalのG#5で最後のシュートを体を捻りながら放ったスプリは相変わらず隠遁生活なのかしら・・・?
Commented by chiesuzukihome at 2007-05-17 15:13
motoさん、ご無沙汰しています。

>あの時勝ち上がっていればEWにリングが・・・

ゆうさんも、不運の人なのでしょうか?
でもその哀愁漂うゆうさんも好きです。(哀愁よりもリングが欲しかったでしょうけれど)

>99FinalのG#5で最後のシュートを体を捻りながら放ったスプリは相変わらず隠遁生活なのかしら・・・?

オレにボールを貸せ。というタイプのスプリーでしたが、あの最後のシュートは、チャーリー・ウォードから絶妙なパスが通ったけれど、一歩目が深すぎて、ダンカンとロビンソンの餌食になってしまったのでしたよね。う〜、懐かしや。
彼はたぶん、もう復帰はないでしょうね。車屋と残りの財産で悠々自適といったところでしょう。今頃プレーオフテレビで見ているかも。「カート、いるじゃんよ。」とか言いながら。
Commented by Garnett at 2007-05-18 01:37 x
Chieさん こんにちわ
サンズ やっぱりアマレとディオウの穴というのは大きいんですね
ほかの選手がカバーするようなプレイをしてもやはり最期の最期に
100%じゃないときの力の差が出てしまったのかなと

ルールとはいえ大切なチームメイトがぶっ飛ばされてあぶないって時に
ベンチから動くこともできないというのは少し規則が厳しすぎると思います
どの選手がどんな行動をとっていたかをはっきりと見極められる「目」が
必要だと思います
Commented by chiesuzukihome at 2007-05-18 13:02
>どの選手がどんな行動をとっていたかをはっきりと見極められる「目」が
必要だと思います

Garnettさん、こんにちは。
そうですよねー。これがとっても難しいですよね。この目をどのようなルールにしたらよりよくなるのかなんですよね。スターンは、ベンチにフェンスでも付けるかい、それともアシスタントコーチの数を増やすかい。と皮肉っぽいチャレンジをしていましたが、何かいい方法があれば、NBAあてに提案してください〜。今はビデオなどがとっても発達していますから、このへんでしょうかね。
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