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スプリーは今どこで何を。考えているの。

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(写真:2004年シーズンのスプリー@MSG、お相手はもちろんアラン・ヒューストン)


プレーオフに向けて各チームジェネラルマネージャーが考えることは、このロスターで十分プレーオフを生き残れるか、怪我人がいるばあい補強すべきスポットに、誰かを連れてきてプレーさせることでメリットはあるのか。

この時期、ウエーブされて宙ぶらりんなベテラン選手や、もしかしたらチームのスパイスになり得るマイナーリーグの選手などを、どこかから調達。を狙っている。

その中でもいつでも噂にのぼっているのが
ラトレル・スプリーウェル。

彼は今どこで何をしているの・・・。

(遠い目)


そこでESPNの記者たちのスプリーに対する奮闘ぶりを読んだのでちょっと紹介。

まず先週か先々週あたりの記事、
ESPN.comのマーク・ステイン記者によると、
ジェフ・バンガンディはスプリーに電話をかけたそうだ。
折り返し電話くれと留守電に残したが、彼はかけてこなかったそう。

ジェフは
「かかってこないってことは、興味なしか」と。
昔の恩師?の誘いに乗らないスプリ・・・。

(遠い目)

スプリは実生活には満足しており、ベテラン用ミニマムサラリーでプレーするのは不当な価値だと思っているのだろうとジェフは言う。そういう自尊心のようなものは、彼に素晴らしいプレーをさせると言う。

インタビュアーがジェフに

「どこかで彼に会うことがないという事は、あなたを悲しませますか?」

という質問を投げかけると、

「いいや、彼が悲しくなければ、私は悲しくない。」

「もし彼の状況がつらくなくて、そして、キャリアを変えそれに彼が満足ならば、そうしたならば私はハッピーだ。」

とジェフは答えた。ちょっと泣ける。


Tマックの怪我でロケッツはどん底。もしかしたらジェフも首の皮一枚で繋がっている状態なのか・・・、そこで切り札というかやけくそというか、ジェフは一生のお願い、最期のお願いをスプリに託した。

ロケッツは$2ミリオンを用意していたが、スプリは無視した。

シーズン前もスプリ獲得に興味を示したロケッツ。
ジェフはやっぱりスプリを愛しているんだな。と
ふと想ふ。


きっとプレーオフコンテンダーじゃないと、やる気でないのかな?
スプリは・・・

ところが、


ESPNの別の記者クリス・シェリダンは、なんとミルウォーキーの彼の実家!を訪れたそうだ。彼はニューヨーク在住でスプリの劇的なシーンを何度も見てきただけに(というか、ニューヨーク1999年にMSGで取材していた記者達はスプリのことを大目に見ているし、彼がニューヨークにもたらしたものを肌で感じ、ミラクルニックスの立て役者と認識し、それらすべてが美しい想い出となって脳裏に焼き付いている)こんな行動に出てしまったのかもしれないと、アポなし取材を試みたんだなと。



ところが彼の目にしたものは、
紛れもなくそれはスプリ、あの歪んだしかめっ面のスプリが出てきて、
シェリダンは見事な「門前払い」を食らったそうだ。


「俺の敷地から直ちに出て行け、さもなきゃ誰か呼んでとっ捕まえてやる!」


ノースリーブのTシャツとスエットパンツの男は怒った声でそう言った。

シェリダンはスプリの生前、じゃなくて、スプリがニューヨークにやってくると
まるで仲間のように振る舞っていたのかもしれない。
俺の顔忘れていないかも。なんて、まさかここまで来てまったく知らない記者じゃなし門前払いはないだろう。と。

休日の午後、シェリダンは賭けに負け、とぼとぼとミルウォーキーを後にした。


ところでシェリダンはマブス社長マーク・キューバンからメールを受け取ったそうで、
キューバンもプレーオフに向けてスプリ獲得を思索していたそうだ。
「電話には出たが、明日かけると言って、かかってこなかった」そうである。

たぶん、スパーズもスプリ打診したようで、

今のところプレーオフ激戦が予想される、スパーズとマブスのスプリ争奪戦が行われていたようだ。

じゃあスプリはプレーオフにも関心がなかったことになる、こうなるといったい彼は何を考えいるのかも分からない。

昔からスプリのエージェントだったロバート・ギストでさえ
「彼が何を考えているのかさっぱりわからないし、彼は考えを明かしてくれない。」
という。

(謎のスプリ・・・)

シーズン序盤、3年間$21ミリオンを
「家族を喰わせるために」ミネソタのオファーを断った。
その背景にはレイカーズ行きを希望し、トレードがうまくいくまで駄々をこねて待っていたというもの。その間、バンガンディのロケッツ、ジョージ・カールのナゲッツ、レブロンのキャブス、優勝コンテンダー・ピストンズなどがスプリを欲しがった。
このタイミングは、スプリが暫くレイカーズを待っていたために、他チームが我慢できず次々とフリーエージェントとサインしてしまい、結局はレイカーズへのトレードもうまくいかず高額のスプリだけが残った。というのがエージェントの弁。

一年間姿を現さないスプリは、2度目。
一度目は(首締め事件後)、そのあいだ筋トレも充分に躰を作っていたので、
来シーズンも同じく素晴らしいコンディションで私たちの前に姿を現せばいいのだが。



ウィスコンシン州ミルウォーキー、
長い冬は終わったのか、そしてスプリはこの後どうするつもりなのだろう。

バンガンディは
「彼は本当に本当に賢い。彼には今まで自分自身の人生が先へ進んでいくいろいろな出来事が起こった。だから、特に驚いてはいないよ。」
とESPN.comのマーク・ステインに語ったそうである。


引用部分すべてhttp://insider.espn.go.com/より。
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by chiesuzukihome | 2006-03-29 07:34 | NBA | Comments(10)
Commented by d Mo at 2006-03-29 12:17 x
彼は今どこで何をしているの・・・。

(遠い目)

...泣ける。
Commented by moto at 2006-03-29 12:36 x
あのFinalのG#5at MSG。4Q1残り数秒で無理な体勢から何とか逆転シュートを放ったスプリの姿が、いまも鮮明に焼き付いている。あれが入っていれば、本当にミラクルが起こっていたかもしれない一投・・・。

スプリ番長よ、お前のFinal Shotはまだのはずだ。
JVGの力になってやれよ!

Commented by chiesuzukihome at 2006-03-30 16:05
d Moさん、こんにちは。お久しぶりです。
イラストステキですねー。私の好きなタイプです。

私も、スプリが悲しくなければ悲しくありません、、、ぐしゅっ。
Commented by chiesuzukihome at 2006-03-30 16:09
窮地に立たされたスプリ。でしたねー、ゲーム5はダンカン対スプリ・男同士の対決!みたくなってました。提督とダンカンの7フッターにゆく手を阻まれ万事休す!な崖っぷちはスプリを大人にしました。そして今までの首締め不良男のレッテルがペリと剥がれた、ファイナルでした。個人的にはバード率いるインディアナとのカンファレンスファイナルのほうが見応えがあったです。
Commented by 増田 at 2006-03-30 16:58 x
CHIEさま、お久しぶりです。
出遅れましたのですが、スプリーのお話はぐっときました。彼の所在を取材する記者さんたちもたいへんな苦労をなさっておられるのですね。99年のファイナルもはるか彼方ではなく、最近の記憶として残っています。スプリーには残りの人生をよりよく歩んでもらいたい。
Commented by moto at 2006-03-30 17:30 x
ああ、NYK栄光の1999。
1stラウンドG#5のマイアミ戦、アランのミラクル弾がボード〜フープ〜ネットに吸い込まれた瞬間、真っ先に抱きついていったスプリ。あの時のNYKは、まさにThe Teamだったなあ〜。

パシリのRブランソンも寂しがってるだろうに・・・。
Commented by chiesuzukihome at 2006-03-31 04:09
>スプリーには残りの人生をよりよく歩んでもらいたい。

ええ、彼はきっとこの先も棘の道・・・ではなくて、いい人生を歩むでしょう。彼のマイペースぶりは尊敬に値するくらい自分勝手です(笑)芸術家も驚くくらいにね。
それから、彼にとって都会は彼のモチベーションを高めるのに最高のパフォーマンス場所なのでは。とも思われます。が寄る年波には勝てないか、、、、来シーズンが最後のチャンスかなあ?
Commented by chiesuzukihome at 2006-03-31 04:17
1stラウンドマイアミ戦のミラクルショット、想い出されますね。コートの反対側まで駈けていって、スプリ、LJ 、チャイルズが抱きつく。なつかしーーーーー。
当時も最高のシーズンを送ったマイアミは優勝候補だったよね!!!
2ndラウンドはキャンビー爆発。強豪レニー・ウイルキンスのアトランタ・ホークスをスイープ!だったよね。
あの情熱を今のニックスにクレクレ。お願い。
先日の試合もまーったくディフェンスが無かったらしいしね。ふーん、仕事しろよー。
Commented by SpydaObjective at 2006-04-03 18:29 x
もう一度スプリーのプレイが見たいですね。
僕がNBAに興味を持ち始めたのは彼がきっかけでした。某TV局で放送
されていたスポーツハイライトでのワンシーン。電光石火といわんばかり
のドライブインからのボースハンドダンク。決して大きいわけでもなく、比
較的細身の男があんなに早く動けてあんなに高く跳べるとは。。。
彼の魂あふれるプレイは間違いなくMSGを駆け抜けたミラクルだったと
思います。
今シーズンのニックスはなかなかうまくいってないみたいですが、ステフ
だってフランチャイズだって今やNYKの一員。最後までミラクルを信じて
がんばってほしいですよね。
Commented by chiesuzukihome at 2006-04-05 02:52
>電光石火といわんばかりのドライブインからのボースハンドダンク。

なつかしー、ものすごいスピードでリムへ到達し、腕を後ろに90度折り曲げ、がつん!とダンク。股をがっと開き着地、猫科の如く背中の毛が逆立ち、うぉーと雄叫びをあげる。
とスプリを描写してみました。SpydaObjectiveさん、まさに魂溢れるプレーはミラクルだったですね。スプリがきっかけだったなんて、彼に聞かせてあげたい(悲)。もう一度この目でそれが見られるのか、来シーズンを期待したいです。
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