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New York 地下鉄ストライキ

マンハッタン全面ストライキ、これは25年ぶりのこと。市民は徒歩通勤を強いられたり、四人組になり他人の車に便乗や、複数でタクシーを捕まえる等で、なんとか仕事場にたどり着いているらしい。

こういうときに無理して仕事することはないのに会社へ行ってしまうという悲しいサガ。これは労働者(弱者)のためのストライキである。「権力者」の言いなりになり、わざわざ会社を拝みに行かなくても良いのだ。努力している労働組合に申し訳ない。権力を持つ者に簡単に協力してよいのか。
なかには医師や看護士という、人を助ける重要な職業に就いているものもいる。彼らの交通混雑緩和のためにも、この仕事をしないと誰かが死ぬという状況以外の用のないヤツは家で待機するに限る。(数日休んだだけで家賃が払えなくなる時給や日給で働いている人々は仕方ないけど)


労働組合はクイーンズ区からストを始め、交渉がうまくいかない場合火曜日にはマンハッタン全面スト決行と宣言し、本日決行。現在の彼らの年間サラリーは三万五千ドルから五万五千ドル(4060,000〜6380,000円)。特に焦点となっているのは新職員の退職年金給付年齢で55歳から62歳への引き上げに反対している。

組合が言うには、とくに今年度年間10億ドルの剰余金があるにもかからわず、自分たちだけ儲けて労働者への還元がないということで、賃上げや年金問題に言及している。

一日700万人が利用する地下鉄&バス、ニューヨーク市では一日400万ドルの損失、これらが滞ってしまいいったいどうなるのだろう。このまま長期に達すれば、クリスマス商戦を期待していた商業系(デパートやら五番街やら)はたいへんなことになりそう。前回(1980年4月)は11日間もストだったそうですが、今回も3日から7日の勢いがあるそうです。時期が時期なだけに俺のクリスマスを返せ!状態ですな。

きのうメイシーズデパートへ行ったが、人人人の混雑で、何が楽しくてみんなここへ来るのだろうと、自分も一緒になって楽しく買い物していたのだが、クリスマスプレゼントを買う者や観光客でいっぱいだった。

しかし、
地下鉄を利用する市民にしてみれば、いいかげんにしろよ。と、とにかく評判は悪い。地下鉄が動いていたとしても、くさいキタナイ時間通りに来ない、悪評地下鉄。
これが世界一の都市、ニューヨークの地下鉄なのかと全く疑問だ。
この地下鉄職員にしても窓口のおばさんは不機嫌だし、プラットホームは汚く寒い(そうじしとるのか)。最近やっと日本の川崎重工製のぴかぴかの車輌がやってきて、あれここ東京なの?と一寸勘違いしそうなこともあり、しかも地下鉄カードと販売機は日本人がデザインしたもので、精度がよい。トークンを売る努力をしなくても済む職員たちだが、これ以上に何かを期待するのなら、もう少し我々利用者にとってマシなサービスがあるとありがたい。


とりあえず、そんなこともありどちらの味方をすればいいのかもわからないが、
「歴史的ストライキというイベント」に自分も参加したかった気もする。
ブルックリンブリッジを寒空の中、延々と歩く。とか、乗り合い自家用車に便乗し全く見ず知らずの者と数十分から数時間の旅の道連れを楽しむとか。
夜には気温がマイナス5度になるらしいので、みなさん気をつけて。

私は家でテレビを見ています。
きょうのクリッパーズ戦は行きません。

(写真:労働組合のデモ。100丁目MTAバスセンターの前。午後6時頃、20数名の地下鉄労働者がダルマのように着込み耳がちぎれそうな寒さの中、賃金値上げを訴える。)
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(写真:乗用車には4人以上乗車すること。96丁目からマンハッタンを南へ下る場合乗組員が必要)
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by chiesuzukihome | 2005-12-21 06:52 | ニューヨークシティ | Comments(0)
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