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アメと鞭

ニックス対ブレイザーズ

初のホームゲーム勝利。
昼12時からの試合で、これはポートランドでは朝9時始まり。どういうことだ。
ガーデンは試合終了とともに床を剥がしていた。次に控えるホッケーのためかな。

ロードから帰って昼の試合は選手にとってもきついらしい。
しかしきょうのステフォン・マーブリーは、自分の力を出し切りアグレッシブになってバスケットが出来たようだ。コーチブラウンもべた褒めで

「ステフはすべてにおいて驚異的だった。私は彼にショットクロックがなくなりそうなとき、大事な場面の時、アグレッシブに行くよう指示している。私は彼に何が出来るのか、何を考えているのか、どうしたいのかを聞いている。

私はコーチとして彼を成長させなければならない。

今日の彼のアグレッシブなプレーは大好きだ。チームメイトを生かそうとする姿勢も大好きだ。ディフェンスしようとする姿勢も大好きだ。私はみんなに言ったのだ、今日は彼はきっといいプレーをするよって。そう感じたのだ。」

というブラウンのゲーム後のコメント。

このじいさん、ただ者ではないぞよ。

ステフをびしっと叱りつけ、ステフふてくされる。その後このようなコメントを発表し、がんがん行け!と。やってみる。

まあアイバーソンやらチャウンシーやらの不良どもを「このばかちんがぁ」と叱りつけながらも、彼らの持つ闘争心とアグレッシブを最大限に「いい方向に」引き出すのがうまいのである。そんな過去の逸話を考えると、ステフという器もチャウンシーの歩んだ方向へゆくのであろうか。


先はまだまだ長そうだけれども、
なんとなくその後が楽しみになってくる。むち打たれ、ステフがふてくされ、勝利し、あめ玉をもらい、むち打たれ、・・・・という繰り返しでニックスは勝ちを一個一個伸ばしていくのである・・・。


チャニング・フライ。
またまた20得点です。いまのところリチャードソン欠場もあり、ロングジャンパーを確率良く打てるのが、彼ぐらいだ。(今日のFG 8/10 23 min.)
ブラウンもステフも彼に対し、アリゾナ大学4年間に学んだ実績は素晴らしいと言っている。ブラウンは、フライについて「きちんと基礎が出来ているキッズは教えやすい」そうだ。すぐにアジャストできるのだとか。でも「ときどき少しセルフィッシュが足りない」とも。とにかく何でも出来る素晴らしい素材である。

ブレイザーズ・・・
何となくチームになっていない。
まだまだグループとして調整不足のようです。
ポイントガードセバスチャン・テルファー現れ、ステフと競演。
これもいとこ対決で地元新聞は、ネタとして華麗なストーリーを作っているようです。
セバスチャンはNYリンカーン高校出身。ステフと同じ。
きょうの得点27点もステフとお揃い、フリースローアテンプトも11で同じ、TOも3で同じ。アシストはステフは一個多い8。
ふたりは40分以上出場し、文字通りいとこ対決炸裂。

ダリウス・マイルズ、彼はかなり成長している。あの身体能力は当然素晴らしく、バスケIQも高くなってきている。帰りはQちゃんと一緒に帰っていた。
(写真:ステフの真剣な眼差しby Chie Suzuki)
by chiesuzukihome | 2005-11-21 12:52 | NBA

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