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新国立競技場、なぜ強引に進めるのか。

東京オリンピックにむけて、国立競技場が新設されるのだが、
これがたいへんな負の遺産になろうとしている。

2520億円。
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(改修前コンペ時のザハハディド案をブルーにしてみた)

これどこから資金調達するの?

おそらく殆どは国民の税金に、将来なるでしょう。
(他にスポーツ振興くじtotoの収益、選手強化のためのスポーツ振興基金の切り崩し)

そんなことお構いなしに、JSC日本スポーツ振興センターは粛々と建設を進めようとしている。(粛々?)
金額だけでなく、巨大なスタジアムは東京ドームなんかすっぽり入ってしまう信じ難い世界最大ともいえる大きさ。
ザハハディド氏の壮大で豪快なデザイン、いったいほんとうに構築できるのか?建設可能なのか?がわからないのに、コンペで一位になって通ってしまった。(ザハ氏はアンビルドの女王と言われている)

その時の審査委員長は建築家の安藤忠雄氏。
安藤忠雄は、以来有識者会議を欠席し、メディアにも意見表明せず、雲隠れ。


なぜ、安藤氏らはこの巨大で操縦不可能であろう恐竜を世に送り出そうとしているのか?



当初から、今でも、主張し続けている理由に
震災からの日本の復興、ムリ目な巨大建築を

「日本の技術力集結で挑戦しようじゃないか!」

というのがある。
以下は安藤忠雄氏とJSCの「巨大建築を押し進める理由」としているもの。(7月7日JSCによる国立競技場将来構想有識者会議より)


「創るべきは地球人の未来へとむかう灯台、希望の象徴となれる場所」

「現在のような停滞気味の社会状況の中で、国家プロジェクトとして創られる新競技場には、単純な施設拡充以上の、社会に対するメッセージ、新しい時代のシンボルとなるべき想像力が期待される。また橋梁とも言うべき象徴的なアーチ状主架構の実現は、現代日本の建築技術の粋を尽くさねばならぬ挑戦となるものとし、評価を受けたザハハディド氏のデザインが、2012年11月に選ばれた。」
(これは7日に新たに安藤氏が表明した文章でなく審査当時2012年に表明したものをJSC河野氏が読み上げただけ)


「このデザインは、オリンピック招致の強みとして、常にIOCに対し発信され、他のどんな競技場とも似ていない、真新しいスタジアムを建設するとして発信され、招致を勝ち取る事ができた。」


「50年後100年後も親しまれる日本のシンボルとなるよう、国民のひとりひとりの財産、レガシーとして多くの方のご支援を戴きながら、育んでゆくもの。
神宮外苑の町づくりに関わる基本覚え書きをJSCと東京都、関係組織との間で締結。この町づくりに競技場が貢献できるよう、また舛添都知事の提唱する、"スポーツクラスター"の中の重要な位置づけとなるよう設置できればと。」




つづく






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by chiesuzukihome | 2015-07-08 12:00 | 建築門外漢 | Comments(0)
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