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天秤にかけてみると…。

原発推進・容認派と脱原発・反対派の間で、
意見の食い違っている部分の一つに、死者数というものがある。

原発による死者は少なく、放射能被曝での死者は、イメージよりも相対的にみて少ない。
したがって、原発はそんなに危ないものではないのでは?


政府や学者が安全と言っていた。
ただちに健康に影響はでないんだったな。



放射能は、人間の体に害を及ぼす。
それもたいていの場合、時間をかけて、ゆっくりとDNAを傷つけ蝕んでいく。

http://matome.naver.jp/odai/2130343998286752301

ナタリア・マンズロヴァさんは、チェルノブイリ事故に関わった科学者の一人。他の13人の科学者メンバーは全員亡くなったという。

マンズロヴァさんが伝えたいのは、
政府を信じず、自分で学び考え行動する事が大切だということ。

なぜ政府を信じてはならないのだろうか。
政府は、国という大きな組織を動かさなければならない。それゆえ、少しの犠牲よりも、多くの国民がパニックにならず、国に従ってくれる事を優先する。起こった事をなかった事にしたいときもある。

それが当時旧ソ連で実際に起こった。
ロシア、ウクライナ、ベラルーシでは、医療制度はモスクワ政府管理下にあり、多くの医師は死亡診断書に、放射能汚染が原因と思われるガンなどで亡くなった事実を記載しなかったという。

甲状腺がん、白血病のようなガンだけではなく、放射線は脳にも蓄積し、マンズロヴァさんもてんかんのような発作を起こし、精神病棟に入れられそうになったという。(25年経った今も苦しんでいる人たちがいる)

チェルノブイリの死者数について、4千人と報じられているが、100万人だという報告書も出ている。ここにも、原発での被害を小さく見せようとしている大きな権力(原発推進のIAEA, WHOも)の影響が見られるのだ。


では、チェルノブイリ事故と福島は違うと思っているようだが、
3月の地点で、レベル7で炉心溶融であったことを後になって発表した。
なんだ日本も旧ソ連と同じではないか。
水素爆発の直後、3月頃民放やNHK出演していた学者は全員「問題ありませんよ。安全です」と国民をパニックさせないために発言させられていたが(これを隠蔽という)、それ以外の例えば小出裕章さんをはじめとした学者、外国の学者は、炉心の温度や炉内の圧力などの数値、放射性核種を見て、これはほとんどの炉心が溶融していると発言しており、最悪のシナリオも予想していた。(実は4月の朝まで生テレビに出演した、推進派の代表のような学者石川迪夫でさえも…)

そして、
既に福島原発付近の村の土壌汚染の数値は、文科省の発表する数値を見るとチェルノブイリ以上となっている。
もし、3月12日から13日にかけて、政府が半径30キロの住民に(正確にはSPEEDIで風向きを検証した地域)せめて約1ヶ月栃木あたりにでも避難誘導できていたら、被曝量はだいぶ低く抑えられたであろう。

あれは取り返しのつかない日本政府の判断だったのでは…と思う。
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by chiesuzukihome | 2011-05-18 20:59 | Comments(0)
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