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好きな街にエントリーするのか

仕事上、いろいろな都市に行けるのは、ラッキーなことであると思う。でも番記者にはなりたくないというか、なれないなあ。たとえばニックスの番記者はニックスのアウエー試合41試合すべてに着いていく。といってもニックスの選手達と同じ飛行機に乗れるわけではなく、自分で航空券調達しホテルに宿泊。知らない街のホテルに宿泊ってけっこう退屈だったりする。

今回はワシントンDCに宿泊したが、ウインダムホテルというところ、ディスカウントされていても綺麗で豪華なホテルという印象で予約したが、作りはなんだか70年代からありそうなホテル。最初の晩は暇で暇で、しけたホテルのバーで一人で酒を飲んだ。まあしけてはいないのだが、DCはたばこが吸える。ニューヨークならば、どこもかしこも禁煙でこっちは助かるのだが、そんなことやあんなことが結構気になる。記者の知り合いに電話でもして一緒に酒飲んでもらう作戦もあるが、当日じゃなくって2,3日前から予約して置くんだったよ。などと思いながら、ぼけーとワイン飲んでいた。

翌日はソフトボール大会で、ど田舎な現地までリモタクシーを利用した。その運転手はすごく気さくな兄さんで親切を絵に描いたような、サンコンさんみたいな印象。と思ったらアフリカ出身。30−40分ほどかかる野球場へドライブし、帰りも乗せてくれるという。もちろんそちらは商売だから、尋ねてくるのだが、試合中ダウンタウンに戻るのではなく、ゲームのチケットを買い、観戦しながら待っていてくれた。

アイバーソンのTシャツとキャップを買い、ファンのようにして3時間以上、アイバーソンを応援していたという。

その晩は疲れていたが、サンコンさんの心意気に応え、酒を一杯つき合い、そのあと2軒のクラブへ行った。アイバーソン達が行きそうなクラブZanzibarではなくて、ダウンタウンにあるちょっとファンキーなクラブ。
どこから集まったのか、路上や何軒ものクラブには若い男女で賑わっている。

男性は革靴にジーンズ、ワイシャツできめている。
DCのクラブ、とくにお高いクラブではジーンズ禁止、バスケットシューズ禁止なのだ。その規則を半分習っているのか、薄茶色の革靴が新鮮に見えた。もちろんダウンタウンのそこいらのクラブではあまり変な格好をしていなければ、ジーンズでもいい。

クラブの男女はここでもやはり女性側が思いきり踊っているが、アグレッシブではなく、おとなしめの男にちゃんと合わせている。ニューヨークシティなら女性側ががんがん攻めまくっているか、ハンターな男が次々と女性を口説き落としている。

ああ、やっぱり、人間がニューヨークよりソフト。
ソフトという言葉は、アスリートの世界などアメリカではヤワなヤツと、人間に対しては否定的に使われる事が多いが、日本人にとっては、ソフトな人のほうがつき合いやすいかもしれない。
自分を必要以上に主張するひとが少なく、ほんの少しフレンドリー。
街の綺麗さを考えれば、すぐに納得がいく。


なーんて何見ているのだろうと、このサンコンさんが酔っぱらわないうちに、帰ろう。



王様のようなアイバーソンは、舎弟どもを引き連れて、たぶん高級めのクラブへ(息子は寝かせたか)。ビンス・カーターとアントワン・ジャミソンはキューバン・ラウンジへ(ジーンズ履いて来ちゃったんだろう)。

アイバーソンソフトボール大会のもようは
再来月のHOOPでね。
ボツネタはここに張っておくけど。
by chiesuzukihome | 2005-07-20 14:46 | 旅人

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