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アメリカ独立記念日

Fourth of July


ブルックリンのアパートメントでバーベキューパーティがあると言う。
9時頃が日没のニューヨーク、まだ明るい夜8時頃から参加した。
4時から始まっているこのパーティはアパートの屋上で行われた。屋上といっても手すりの高さはわずか50センチくらい、黒いタールが流し込まれた床はぶにょぶにょしているのだが、これはニューヨークの一般的なアパートメントの造り。こちらでアパートと言うと、日本のマンションと同じ意味。

ロバート・モンダビ赤、ローヌワイン赤を酒屋で買い、地下鉄を乗り継いでブルックリンへ到着。パーティはもう行われている。みんなすっかり出来上がっている。というのも食べ物がないのでみんなある酒をかっくらっている。と言ったふうだった。ワインもビールもソフトドリンクも飲み物は十分あるのに小さなバーベキュー用コンロがひとつ火もついていないまま置かれている。

「ひとり2ドル以上のドネーションで食べ物買ってきまーす。」
ということはみんな空腹で4時間飲みっぱなし?
数人が食べ物を買いにいく。
ここを提供している黒人の男の子は元モデルでルームメイトと住んでいる。そこにいるほとんどのひとと知り合いのようだ。私はその友達の友達のともだちといったところ。

このパーティ、7メートルかける30メートル?くらいの屋上に、だいたい80人から100人くらいが集まった。
そうこうしているとスピーカーが運ばれ、DJが大音量でヒップホップを流しはじめた。そこら中の男女が踊り、まるでクラブのようになった。プロ級のダンスを披露する女性が居て、見入ってしまった。
9時を過ぎた頃、薄暗くなってくると、近所のあちこちで花火が始まった。こんな近くで打ち上げているのを見るのは初めて。というか、小さい花火だが、物凄い音。どっかーん!!!どっかーん!!!

遠くでも小さな花火が3つ見える。こちらが正真正銘の独立記念日の花火。
花火屋からみればこの日はかきいれどき。
ある中国人の友人は、自国からの花火輸入業を営んでいたが、この時期を中心にたいそう儲かっていた。

どっかーん、ひゅーーどっかーん。

耳が大音量と花火の音でみんなちょっとクレイジーになっている。
ここにいる人々の内訳は、女性7割、男性3割。黒人6割、白人3割、アジア人1割。白人黒人の中には南米系の人もいると思うが、アジア人は日本女性3人と、火をつけた鉄玉のぬんちゃく??を回す中国系男性2人だけ。

しかし、どこからこんなに可愛い女の子達が集まってくるのかと思うくらい女性が多い。ニューヨークはどこへ出かけてもパーティでは女性ばかりで男性はうはうは。ひとりのまあまあかっこいい男性には女性が最低でも3人は話し掛けている。かっこよくもない男にも最低ひとりは女性が話し掛けている。

ここで持てない男はほんとうにモテない男なのだろうか。
白人の男性で固まっている集団もいたが、この屋上でかれらは黒人勢にすっかり負けている。女性にたいしオープンな態度を示していない。オタクなのだろうか?

普通は男性が気に入った女性に話し掛けにいくものだが、ここニューヨークではまったくの逆転現象が起きている。


さて、買い物から戻った男性達は、ハンバーガー用、ホットドッグ用パンとチーズ、ハンバーガー用のビーフとベジタブルバーガー、ソーセージ。が並んだが、たったこれだけ・・・?バーベキューって、魚貝とかタマネギとかピーマン、肉そのものなんかを焼くんじゃなかったっけ??

まあいいんだけど。3ドルしか出してないから。

みんなあまり食べていないので、グビグビ飲んじゃったらしく、女性達がとくに酔っぱらっている。男性達は、ビールのケースを運んだり、ハンバーガーを焼いたり、DJしたり(DJもふたり参加)女の子をケアしたりで忙しそうだった。

女性達は思い切り飲み、踊り、男に話し掛けにいき、大変楽しんでいた。

しばらく花火を見ていると、突然消防車の駆けつける音。大きな音をたてて近付いてくる消防車4台。何があったのかと近所の人々も外へ出て見物。我々もとなりの屋上を見ると、燃えている。花火が引火したようだった。

しかし住人が消化器で簡単に消し止められるくらいの小火で、またたくまに消し去った。我々は屋上からその住人に拍手を喝采した。

その2分後くらいに消防士たちは玄関からでなく、わざわざ塀をつたい屋上に到着。5、6にんの消防士は既に消えた小火の後を見て、うなずき、仕事した気分で帰っていった。なんだかまぬけだな。

そういえばその後夜10時半頃、DJの大音量を迷惑がって誰かが警察に電話した。4、5人の警察官が屋上へと上がってきた。(空が明るい頃から我々屋上に手を振っていたあの警察官達だ)DJ に、音を小さくして下さい。と忠告して去っていった。(あまいなあ)音量は低音のみを消したような軽い音になり、しかしまだまだ音楽はなりやまなかった。(近所の屋上の人々もここの音楽を聞きながら踊っていた。)

ダンスする人で、階下の住人はどすどす音を夜じゅう聞き、100人がトイレを借りるため2階の主催者の部屋までばたばた階段を下り、用を足すと、また上へ上がっていく。
忍耐強いアメリカ人は、今日くらいはひたすら音楽が止むのを待つのだろう。

12時頃にはお開きになり、後片付けは男性がすべてやっていた。主催者の男性の家に初対面で泊まる人たちも数人いたようだ。

連れの女性が泥酔してしまい、彼女は自ら知り合いを呼んで近所に宿泊した。玄関にも別の女性がうずくまっており、こちらも泥酔。ある関係ない男性がタクシーをひろい、ケアしていた。

このパーティ、男性は力仕事やなにやらで大変そうだった。女性はずいぶん楽しんでいるようだが、男の数が女性の数に比べ極端に少ない気がした。

それで、なんだかやたら男がモテまくっていて、女なんて何人でもいるじゃないかとばかり携帯電話に女の番号がびっしり。こんかい集まった人々のカテゴリーが、モデル、ダンサー、シェフ、DJ、堅い職業の人もいるが、だいぶ業界系であったから?

女性に興味ない男性、犯罪系の男性、土日関係なく毎日18時間くらい働いている外国人男性、などがけっこう多いので、凡人男が簡単にモテちゃうニューヨークなのである。

アメリカが独立して229年経っても、確固とした文化を創れないでいるかもしれないが、こういったカジュアルなパーティはいい意味でアメリカっぽいなと思う。
・・・それにしてもロバート・モンダビをラッパ飲みするのはやめてくれよ。
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by chiesuzukihome | 2005-07-08 15:46 | ニューヨークシティ | Comments(0)
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